Kasumi supporter notes

浦和レッズを中心にJリーグを見るのが好きです。Twitter: かすみ@kapi19801

2021年の小泉佳穂選手のPV動画を作ってみました

BUMP OF CHICKENの「アカシア」という歌を使って、小泉佳穂選手のPVを作ってみたという2022年2月の私のブログ記事を、2023年8月の私の視点で大幅に書き直してみました。

この歌と動画の組み合わせは奇跡のマッチングだと思ってます。公式のハイライト動画を長尺で切り出しただけなのになぜか歌詞と動画がぴったり合って、まるで最初からこの歌に合わせるためにハイライト動画が作られているように感じました。

そんな私の動画ですが、著作権法の個人複製の範囲で作ったので、見せられるのは自分と家族だけです。動画としてフルで見てみたい方は、お手元のパソコンで同じものを作っていただく必要があります。ただそれは大変だと思うので、音楽とハイライト動画のYouTube動画の断片を横に並べることで、素早く2つの再生ボタンを押していただければ断片的な形では見られるようにしてみました。この文章は2021年の浦和レッズと小泉選手についての私の感想にもなっているので、暇な人だなーと呆れながらお楽しみいただければ幸いです。


###アカシア / BUMP OF CHICKEN (2020)
アカシアは、小泉選手が浦和入団時の60秒インタビューで「パワーソング」だって言っていた歌です。歌詞は小泉選手の取説であり、サポとしての私のロードマップでもあると思っています。

前奏**

前奏だけはまだぴったりの長尺動画が見つけられていません。手元の私の動画ではFC琉球でのゴールや浦和入団時の挨拶シーン、FC東京戦の始まりなどを組み合わせていますが、お好きな動画で埋めてください。

透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう
そうやって始まったんだよ たまに忘れるほど強い理由**



[音楽]00:26-00:40 [動画]03:08-03:22

透明よりも綺麗な輝きってなんだろう。

2021年の開幕戦。新しい浦和の始まりとなったコーナーキックでした。この年のホーム最終戦で同じ場所からCKを蹴った小泉選手を見て、きっと本人もサッカー選手としての運命が変わった瞬間としてこのCKを大切に思ってるんだろうなって思いました。

この試合で初めて見た小泉選手は、私にとって大きな衝撃でした。まず、3年ぶりにつながった浦和のパスワークに感動しました。そして新加入選手としてこんな明るい髪色で登場するという決断をするところとか、浦和の先輩選手たちに楽しそうな笑顔でフリーキックの指示を出してたり、レジェンド阿部選手のお腹をなでなでしてたり、スタンドのサポに笑顔で両手を振ってる姿に驚きました。そういう判断のひとつひとつが普通ではなくて、でも論理的にはそれで問題はなくて、全部自分の頭で考えてるんだなって思って、考えてきた内容が私に似てるのかもしれないって思いました。怖そうな浦和サポにもすごく心を開いてくれてて、信頼してくれてるんだなと思いました。当時の小泉選手は今よりもずっと不器用で、原稿のセリフを読むこともままならなかったですが、そういう嘘を全く言えないところも含めて、サッカー選手としての在り方の正解をぶち込んできたように思いました。

ノートパソコンのDAZNで見たのですが、私のサポ人生を変えた試合でした。

冷たい雨に濡れる時は 足音比べ 騒ぎなからいこう**



[音楽]00:40-00:47 [動画]07:18-07:25

「逆境」として真っ先に思い浮かんだ、冷たい雨の試合でした。前半40分までは互角だったのに、0-5のスコアが無情でした。この頃、小泉選手はチームの戦術を論理的に説明するインタビュー担当みたいになっていて、なんなんだこの新加入選手はって思ってました。そしてこの負け試合のインタビューで、小泉選手が練習の重要性に言及したところがすごく好きで。本来は練習が重要なのに、なんか練習の話をするサッカー選手ってなかなかいないよなって。そして「確定だな。私がずっと探してたのはこの選手だったんだな」って思いました。でも人前でそういう特定の選手を応援する状況に慣れてなかったので、ネットショップで子供用ユニの背番号を選んで発注したり、それを家族に知られて言及されるだけで身悶えていた私でした。

太陽のかわりに唄を 君と僕と世界の声で**



[音楽]00:46-00:54 [動画]01:43-01:51

開幕以来勝ててなかったのですが、新体制での初勝利につながったのが、この小泉選手から西選手へのサイドチェンジでした。左からのサイドチェンジって太陽が東から昇って西に沈む動きに似てるので、歌詞に合わせて「太陽のサイドチェンジ」と呼ぶことにしました。

いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな
今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で**



[音楽]00:53-01:07 [動画]03:14-03:28

このゴールすごく好きなんです。みんなでつないだ連携のゴールで。股抜きフリックで後ろの選手をかわす予定で武藤選手に指示する小泉選手が意味分からないし、それを普通に理解する武藤選手も意味分からないし、言葉がわからなくても一生懸命チームメンバーに関わろうとするユンカー選手との関係もとても魅力的でした。

ゴールはきっとまだだけど もう死ぬまでいたい場所にいる
隣で(隣で)君の側で 魂がここだよって叫ぶ**



[音楽]01:06-01:21 [動画]00:41-00:55

この頃のユンカー選手と小泉選手のコンビは最高に良かったですね。ユンカー選手からのプレゼントパスによる小泉選手の初ゴールでした。活躍の割に初ゴールが遅かった小泉選手に、みんながゴールさせてあげたいと思ってました。あとユンカー選手が小泉選手のことを「浦和に長くいることになる選手だと思う」と言っていたので、そういう未来も考えてもらえていたら嬉しいなって思いました。

2023年のゴールも決まる時を待ってます。私のイメージでは、ゴールを決めるために誰か別の人になろうとするのではなく、自分で自分を認めてあげた時に決まるんじゃないかなって思ってます。うまく行ってないときはフォームも表情も別人っぽく見えてしまうので、小さい頃からずっと正確なコントロールを練習してきたのはそいつじゃないでしょって。サッカーの神様が小泉選手の中にいて、その神様がOKを出したタイミングになるんじゃないかなって勝手に予想してます。

あと小泉選手にとって、浦和がこれからもずっといたい場所になれてるかどうかについては、そうなれるように祈るしかないです。

泣いたり笑ったりする時 君の命が揺れる時
誰より(近くで)特等席で 僕も同じように 息をしていたい**



[音楽]01:20-01:35 [動画]03:10-03:25

3-2が3-0にされてしまった試合でしたが、小泉選手のスルーパスとユンカー選手のループシュートが最高で、6月のベストゴールになってましたね。この頃の私は試合を見に行くことはできなかったけど、いつかそういう特等席で試合を見たいなって思いました。そしてACL決勝進出のタイミングで、前列のシーチケ席の購入を決めた私でした。

最後の「息をしていたい」って言葉はどこから来たんだろって思ってたけど、ここが「メーデー」の続きなのかについて今考えてます。

(間奏)**



[音楽]01:34-01:42 [動画]00:56-01:02

小泉選手がアビスパ福岡戦で決めたスーパーミドルです。大事なのでリプレイ付きで切り取りました。またこういうゴールが決まってほしいですね。

君の一歩は僕より遠い 間違いなく君の凄いところ**



[音楽]01:41-01:48 [動画]06:39-06:45

中断明け、江坂選手が来たことがターニングポイントになってました。指示が上手だって言っていたから、小泉選手が指示する立場から指示される立場に変わったのかなって思いました。そこから小泉選手の輝きも見えにくい日が多くなりました。でもプレスなど、地味だけど必要なプレーでチームの勝利に貢献してました。

足跡は僕の方が多い 間違いなく僕の凄いところ**



[音楽]01:48-01:55 [動画]00:47-00:54

川崎とのルヴァン準々決勝第1戦。浦和式ゼロトップで川崎相手に先制しました。

真っ暗闇が怖い時は 怖さを比べ ふざけながらいこう**



[音楽]01:55-02:02 [動画]01:28-01:35

第2戦の試合終盤、川崎に3-1にされたのは割と真っ暗闇でしたね。このまま敗退して、いつもの川崎の勝利にされて終わってしまうのかなって思いました。

太陽がなくたって歩ける 君と照らす世界が見える**



[音楽]02:02-02:10 [動画]01:58-02:06

2点目につながる「太陽のサイドチェンジ」でした。

言えない事 聞かないままで 消えない傷の意味 知らないままで 
でも 目が合えば笑えるのさ 涙を挟んでも**



[音楽]02:08-02:23 [動画]02:25-02:39

ここもみんなでつないだ連携のゴール。「言えない事聞かないままで」という歌詞が、浦和に来る前に何があったのか言わない江坂選手にかぶったり、「消えない傷の意味知らないままで」という歌詞が移籍で傷を抱えたユンカー選手に重なったり、そういうのを全部ひっくるめてゴールにぶちこむ槙野選手が重なったりして、そんなチームのいい雰囲気が歌詞と合ってるシーンだなって思いました。

あの状況から川崎を倒して勝ち上がるとは、浦和サポもびっくりでしたね!

転んだら手を貸してもらうよりも 優しい言葉選んでもらうよりも
隣で(隣で)信じて欲しいんだ**



[音楽]02:22-02:33 [動画]04:48-04:57

5-1で負けた神戸戦で、3-0から小泉選手が返したゴール。勝てると思ってしまってたから心折れたけど、サポはもう選手たちを責めなくなってて、「次に生かしてくれればいい」と前向きなコメントが並んでて、それまでの年にはあまり見なかった光景でした。2021年の浦和がビジョンとプロセスをしっかり共有してたこと、選手とスタッフが嘘のない言葉を選んでくれてたこと、選手たちの頑張りと成長が伝わってたことが、そんな関係を築くことにつながったんだと思いました。

そしてパワーソングに選ぶくらいだからここの歌詞が小泉選手の取説なんだろうなと思って、手を貸したり優しい言葉を探したくなった時に、「信じる」という方向に一生懸命補正をしている私です。

どこまでも一緒にいけると**



[音楽]02:32-02:36 [動画]00:53-00:57

天皇杯準決勝。この試合のゴール裏では「REDS GO TO ASIA」というビジュアルが掲げられてましたが、これは叶えられたし、アジアも取れましたし、次は世界ですね (by 2023年の私)。

ついに辿り着くその時 夢の正体に触れる時
必ず(近くで)一番側で 君の目に映る 景色にいたい**



[音楽]02:36-02:51 [動画]02:26-02:39

この曲の主題だと思った歌詞を、一番重ねたかった情景に重ねられたなと思いました。「ゴールはイメージ通り」って言ってたから、夢の正体に触れた瞬間って言えるかな。

あの輝きを 君に会えたから見えた あの輝きを
確かめに行こう Yeah Yeah Ah**



[音楽]02:50-03:17 [動画]00:12-00:38

天皇杯決勝の、日が差して輝くピッチの長尺動画です。このシーンは開幕戦の歌詞とつながっています。関根選手のボールタッチと、江坂選手のシュートが音にぴったり合うところが気に入っています。

どんな最後が待っていようと もう離せない手を繋いだよ
隣で(隣で)君の側で 魂がここがいいと叫ぶ 
そして理由が光る時 僕らを理由が抱きしめる時
誰より(近くで)特等席で 僕の見た君を 君に伝えたい**



[音楽]03:17-03:46 [動画]02:39-03:07

天皇杯決勝のラストシーンの長尺動画です。失点シーンにスローで映る柴戸選手、ボールに「理由」を託す大久保選手、柴戸選手に向かうボールと、その柴戸選手の渾身のシュートのコースを変えてゴールにする槙野選手。いつもは抱きしめてくれない理由が、なぜかこういう時だけ抱きしめてくれるのが、浦和を応援している時に起こる不思議な現象です。

君がいる事を 君に伝えたい 
そうやって始まったんだよ**



[音楽]03:45-04:22 [動画]03:43-04:17

エンディングは表彰式の長尺動画です。歌詞によるとこの優勝は「始まり」だそうで、素敵な始まりだなって思いました。

この動画を作ってて面白かったのが、パズルを解かされてるような感覚でした。私が正解の動画を見つけると、音と映像がぴったり合うことによって曲が「正解だよ」って教えてくれて、それから歌詞の意味を解読して「そういうことね」と理解するという感じでした。それが今回の18カットすべてのシーンで起こったので、偶然にしては出来すぎで、ほんとにパワーソングだったなって思いました。

でもこの歌は、1年間じゃなくてもっと長い時間をかけて進んでいくプロセスなんじゃないかなとも思いました。


####この動画の作り方

この動画を自分のPCで再現してみたい方がおられるかわかりませんが、一応動画の作り方を共有します。MacユーザーなのでMacでの作り方になってしまいますが、Windowsでも似たような方法で作れると思います。

1. iTunes Musicで「アカシア」の音楽ファイルを購入する(¥250)←Apple Music(配信)ではだめです
2. 購入した音楽ファイルをiMovieのタイムラインに入れる
3. QuickTimeの画面収録機能で公式ハイライト動画の指定の時間範囲(下記の表を参照)をキャプチャする
(前後1秒くらい余分に撮ってもいいかもしれないです)
4. 上記の動画をひとつずつ順番にiMovieの指定の時間に配置する
5. 音と動きがぴったり合うように開始時間・終了時間を調整する(0.1秒単位で合わせ込むと良いです)

歌詞と公式ハイライト動画の対応表

2021年の小泉佳穂選手のPV動画を作ってみました

BUMP OF CHICKENの「アカシア」という歌を使って、小泉佳穂選手のPVを作ってみたという2022年2月の私のブログ記事を、2023年8月の私の視点で大幅に書き直してみました。

この歌と動画の組み合わせは奇跡のマッチングだと思ってます。公式のハイライト動画を長尺で切り出しただけなのになぜか歌詞と動画がぴったり合って、まるで最初からこの歌に合わせるためにハイライト動画が作られているように感じました。

そんな私の動画ですが、著作権法の個人複製の範囲で作ったので、見せられるのは自分と家族だけです。動画としてフルで見てみたい方は、お手元のパソコンで同じものを作っていただく必要があります。ただそれは大変だと思うので、音楽とハイライト動画のYouTube動画の断片を横に並べることで、素早く2つの再生ボタンを押していただければ断片的な形では見られるようにしてみました。この文章は2021年の浦和レッズと小泉選手についての私の感想にもなっているので、暇な人だなーと呆れながらお楽しみいただければ幸いです。

アカシア / BUMP OF CHICKEN (2020)

アカシアは、小泉選手が浦和入団時の60秒インタビューで「パワーソング」だって言っていた歌です。歌詞は小泉選手の取説であり、サポとしての私のロードマップでもあると思っています。

前奏

前奏だけはまだぴったりの長尺動画が見つけられていません。手元の私の動画ではFC琉球でのゴールや浦和入団時の挨拶シーン、FC東京戦の始まりなどを組み合わせていますが、お好きな動画で埋めてください。

透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう
そうやって始まったんだよ たまに忘れるほど強い理由

[音楽]00:26-00:40 [動画]03:08-03:22

透明よりも綺麗な輝きってなんだろう。

2021年の開幕戦。新しい浦和の始まりとなったコーナーキックでした。この年のホーム最終戦で同じ場所からCKを蹴った小泉選手を見て、きっと本人もサッカー選手としての運命が変わった瞬間としてこのCKを大切に思ってるんだろうなって思いました。

この試合で初めて見た小泉選手は、私にとって大きな衝撃でした。まず、3年ぶりにつながった浦和のパスワークに感動しました。そして新加入選手としてこんな明るい髪色で登場するという決断をするところとか、浦和の先輩選手たちに楽しそうな笑顔でフリーキックの指示を出してたり、レジェンド阿部選手のお腹をなでなでしてたり、スタンドのサポに笑顔で両手を振ってる姿に驚きました。そういう判断のひとつひとつが普通ではなくて、でも論理的にはそれで問題はなくて、全部自分の頭で考えてるんだなって思って、考えてきた内容が私に似てるのかもしれないって思いました。怖そうな浦和サポにもすごく心を開いてくれてて、信頼してくれてるんだなと思いました。当時の小泉選手は今よりもずっと不器用で、原稿のセリフを読むこともままならなかったですが、そういう嘘を全く言えないところも含めて、サッカー選手としての在り方の正解をぶち込んできたように思いました。

ノートパソコンのDAZNで見たのですが、私のサポ人生を変えた試合でした。

冷たい雨に濡れる時は 足音比べ 騒ぎなからいこう

[音楽]00:40-00:47 [動画]07:18-07:25

「逆境」として真っ先に思い浮かんだ、冷たい雨の試合でした。前半40分までは互角だったのに、0-5のスコアが無情でした。この頃、小泉選手はチームの戦術を論理的に説明するインタビュー担当みたいになっていて、なんなんだこの新加入選手はって思ってました。そしてこの負け試合のインタビューで、小泉選手が練習の重要性に言及したところがすごく好きで。本来は練習が重要なのに、なんか練習の話をするサッカー選手ってなかなかいないよなって。そして「確定だな。私がずっと探してたのはこの選手だったんだな」って思いました。でも人前でそういう特定の選手を応援する状況に慣れてなかったので、ネットショップで子供用ユニの背番号を選んで発注したり、それを家族に知られて言及されるだけで身悶えていた私でした。

太陽のかわりに唄を 君と僕と世界の声で

[音楽]00:46-00:54 [動画]01:43-01:51

開幕以来勝ててなかったのですが、新体制での初勝利につながったのが、この小泉選手から西選手へのサイドチェンジでした。左からのサイドチェンジって太陽が東から昇って西に沈む動きに似てるので、歌詞に合わせて「太陽のサイドチェンジ」と呼ぶことにしました。

いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな
今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で

[音楽]00:53-01:07 [動画]03:14-03:28

このゴールすごく好きなんです。みんなでつないだ連携のゴールで。股抜きフリックで後ろの選手をかわす予定で武藤選手に指示する小泉選手が意味分からないし、それを普通に理解する武藤選手も意味分からないし、言葉がわからなくても一生懸命チームメンバーに関わろうとするユンカー選手との関係もとても魅力的でした。

ゴールはきっとまだだけど もう死ぬまでいたい場所にいる
隣で(隣で)君の側で 魂がここだよって叫ぶ

[音楽]01:06-01:21 [動画]00:41-00:55

この頃のユンカー選手と小泉選手のコンビは最高に良かったですね。ユンカー選手からのプレゼントパスによる小泉選手の初ゴールでした。活躍の割に初ゴールが遅かった小泉選手に、みんながゴールさせてあげたいと思ってました。あとユンカー選手が小泉選手のことを「浦和に長くいることになる選手だと思う」と言っていたので、そういう未来も考えてもらえていたら嬉しいなって思いました。

2023年のゴールも決まる時を待ってます。私のイメージでは、ゴールを決めるために誰か別の人になろうとするのではなく、自分で自分を認めてあげた時に決まるんじゃないかなって思ってます。うまく行ってないときはフォームも表情も別人っぽく見えてしまうので、小さい頃からずっと正確なコントロールを練習してきたのはそいつじゃないでしょって。サッカーの神様が小泉選手の中にいて、その神様がOKを出したタイミングになるんじゃないかなって勝手に予想してます。

あと小泉選手にとって、浦和がこれからもずっといたい場所になれてるかどうかについては、そうなれるように祈るしかないです。

泣いたり笑ったりする時 君の命が揺れる時
誰より(近くで)特等席で 僕も同じように 息をしていたい

[音楽]01:20-01:35 [動画]03:10-03:25

3-2が3-0にされてしまった試合でしたが、小泉選手のスルーパスとユンカー選手のループシュートが最高で、6月のベストゴールになってましたね。この頃の私は試合を見に行くことはできなかったけど、いつかそういう特等席で試合を見たいなって思いました。そしてACL決勝進出のタイミングで、前列のシーチケ席の購入を決めた私でした。

最後の「息をしていたい」って言葉はどこから来たんだろって思ってたけど、ここが「メーデー」の続きなのかについて今考えてます。

(間奏)

[音楽]01:34-01:42 [動画]00:56-01:02

小泉選手がアビスパ福岡戦で決めたスーパーミドルです。大事なのでリプレイ付きで切り取りました。またこういうゴールが決まってほしいですね。

君の一歩は僕より遠い 間違いなく君の凄いところ

[音楽]01:41-01:48 [動画]06:39-06:45

中断明け、江坂選手が来たことがターニングポイントになってました。指示が上手だって言っていたから、小泉選手が指示する立場から指示される立場に変わったのかなって思いました。そこから小泉選手の輝きも見えにくい日が多くなりました。でもプレスなど、地味だけど必要なプレーでチームの勝利に貢献してました。

足跡は僕の方が多い 間違いなく僕の凄いところ

[音楽]01:48-01:55 [動画]00:47-00:54

川崎とのルヴァン準々決勝第1戦。浦和式ゼロトップで川崎相手に先制しました。

真っ暗闇が怖い時は 怖さを比べ ふざけながらいこう

[音楽]01:55-02:02 [動画]01:28-01:35

第2戦の試合終盤、川崎に3-1にされたのは割と真っ暗闇でしたね。このまま敗退して、いつもの川崎の勝利にされて終わってしまうのかなって思いました。

太陽がなくたって歩ける 君と照らす世界が見える

[音楽]02:02-02:10 [動画]01:58-02:06

2点目につながる「太陽のサイドチェンジ」でした。

言えない事 聞かないままで 消えない傷の意味 知らないままで 
でも 目が合えば笑えるのさ 涙を挟んでも

[音楽]02:08-02:23 [動画]02:25-02:39

ここもみんなでつないだ連携のゴール。「言えない事聞かないままで」という歌詞が、浦和に来る前に何があったのか言わない江坂選手にかぶったり、「消えない傷の意味知らないままで」という歌詞が移籍で傷を抱えたユンカー選手に重なったり、そういうのを全部ひっくるめてゴールにぶちこむ槙野選手が重なったりして、そんなチームのいい雰囲気が歌詞と合ってるシーンだなって思いました。

あの状況から川崎を倒して勝ち上がるとは、浦和サポもびっくりでしたね!

転んだら手を貸してもらうよりも 優しい言葉選んでもらうよりも
隣で(隣で)信じて欲しいんだ

[音楽]02:22-02:33 [動画]04:48-04:57

5-1で負けた神戸戦で、3-0から小泉選手が返したゴール。勝てると思ってしまってたから心折れたけど、サポはもう選手たちを責めなくなってて、「次に生かしてくれればいい」と前向きなコメントが並んでて、それまでの年にはあまり見なかった光景でした。2021年の浦和がビジョンとプロセスをしっかり共有してたこと、選手とスタッフが嘘のない言葉を選んでくれてたこと、選手たちの頑張りと成長が伝わってたことが、そんな関係を築くことにつながったんだと思いました。

そしてパワーソングに選ぶくらいだからここの歌詞が小泉選手の取説なんだろうなと思って、手を貸したり優しい言葉を探したくなった時に、「信じる」という方向に一生懸命補正をしている私です。

どこまでも一緒にいけると

[音楽]02:32-02:36 [動画]00:53-00:57

天皇杯準決勝。この試合のゴール裏では「REDS GO TO ASIA」というビジュアルが掲げられてましたが、これは叶えられたし、アジアも取れましたし、次は世界ですね (by 2023年の私)。

ついに辿り着くその時 夢の正体に触れる時
必ず(近くで)一番側で 君の目に映る 景色にいたい

[音楽]02:36-02:51 [動画]02:26-02:39

この曲の主題だと思った歌詞を、一番重ねたかった情景に重ねられたなと思いました。「ゴールはイメージ通り」って言ってたから、夢の正体に触れた瞬間って言えるかな。

あの輝きを 君に会えたから見えた あの輝きを
確かめに行こう Yeah Yeah Ah

[音楽]02:50-03:17 [動画]00:12-00:38

天皇杯決勝の、日が差して輝くピッチの長尺動画です。このシーンは開幕戦の歌詞とつながっています。関根選手のボールタッチと、江坂選手のシュートが音にぴったり合うところが気に入っています。

どんな最後が待っていようと もう離せない手を繋いだよ
隣で(隣で)君の側で 魂がここがいいと叫ぶ 
そして理由が光る時 僕らを理由が抱きしめる時
誰より(近くで)特等席で 僕の見た君を 君に伝えたい

[音楽]03:17-03:46 [動画]02:39-03:07

天皇杯決勝のラストシーンの長尺動画です。失点シーンにスローで映る柴戸選手、ボールに「理由」を託す大久保選手、柴戸選手に向かうボールと、その柴戸選手の渾身のシュートのコースを変えてゴールにする槙野選手。いつもは抱きしめてくれない理由が、なぜかこういう時だけ抱きしめてくれるのが、浦和を応援している時に起こる不思議な現象です。

君がいる事を 君に伝えたい 
そうやって始まったんだよ

[音楽]03:45-04:22 [動画]03:43-04:17

エンディングは表彰式の長尺動画です。歌詞によるとこの優勝は「始まり」だそうで、素敵な始まりだなって思いました。

この動画を作ってて面白かったのが、パズルを解かされてるような感覚でした。私が正解の動画を見つけると、音と映像がぴったり合うことによって曲が「正解だよ」って教えてくれて、それから歌詞の意味を解読して「そういうことね」と理解するという感じでした。それが今回の18カットすべてのシーンで起こったので、偶然にしては出来すぎで、ほんとにパワーソングだったなって思いました。

でもこの歌は、1年間じゃなくてもっと長い時間をかけて進んでいくプロセスなんじゃないかなとも思いました。

この動画の作り方

この動画を自分のPCで再現してみたい方がおられるかわかりませんが、一応動画の作り方を共有します。MacユーザーなのでMacでの作り方になってしまいますが、Windowsでも似たような方法で作れると思います。

  1. iTunes Musicで「アカシア」の音楽ファイルを購入する(¥250)←Apple Music(配信)ではだめです
  2. 購入した音楽ファイルをiMovieのタイムラインに入れる
  3. QuickTimeの画面収録機能で公式ハイライト動画の指定の時間範囲(下記の表を参照)をキャプチャする (前後1秒くらい余分に撮ってもいいかもしれないです)
  4. 上記の動画をひとつずつ順番にiMovieの指定の時間に配置する
  5. 音と動きがぴったり合うように開始時間・終了時間を調整する(0.1秒単位で合わせ込むと良いです)

歌詞と公式ハイライト動画の対応表